人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

2023-01-01から1年間の記事一覧

長野の古隧道2つ 其の2 戸隠荒倉山隧道

糸魚川市を南下し長野市までやって来た。目的地はあまたの伝説が伝わる戸隠。荒倉山中にあるという江戸期の古隧道だ。 しかし山道を進むと所々雪が残っていた。以前鳥取の雪道に突撃して動けなくなり延々と車下の雪かきをした経験があるので無理はしたくなか…

長野の古隧道2つ 其の1 寄り道ならぬ・・・

2020年3月の早朝、北陸道を東に走らせていた。目的地は長野。目標は2つの古隧道だった。 糸魚川ICで降りて国道148号を糸魚川沿いに南下する。と長い間思い込んでいたが糸魚川市を流れる大きな川は姫川と言い、糸魚川という川はない。(市のHPに…

割石の裏高崖5

レポートの前にお詫びさせて頂きます。 以前公開した ”越中東街道 割石橋付近” というレポートですが、間違っていたため訂正させて頂きます。越中東街道が通っていたのは高原川の東岸で、割石を通っていたのは越中”中”街道だそうです。これに伴いタイトルや…

割石の裏高崖 4

引っ越しもひと段落した3月の下旬、雪も姿を消した割石に性懲りもなく訪問した。前回使用した巡視路は使う気が失せてしまったが、最初に発見した北側からのルートを雪が溶けた今行けるだろうかと思い立ったのだ。 最初に道を見つけた場所に立つ。まだここは…

割石の裏高崖3

よく見ると足元には黒いプラ製の階段ブロックが埋め込まれており、上を通る電線からこの道が保守用の巡視路であると見当がついた。しかしブロックは半ば埋もれ、道自体も細く土砂や枯れ葉が積もる急坂は、一歩一歩慎重に足場を確かめながら降りていかなけれ…

割石の裏高崖2

書き忘れていたのですが前回は2023年1月下旬の探索。ツイッターで雪積もっとる時普通は行かないとツッコミを頂きましたが(笑)、2月の中旬に再びこの割石に立つことに。というのも急遽転勤が決まり、何時でも行けると思っていた近場の物件に今のうちに…

割石の裏高崖 1

大変お待たせしました。更新を再開しますが、おいも谷は再訪してからレポの続きを書きたいので一時中断します。では、とある古道のレポートを。 ここは岐阜県飛騨市神岡町の割石。写真には割石集落の南側にある絶壁と割石橋が写っているが、以前記事にした越…

更新をしばらく休みます。

転勤が急きょ決まったため、しばらく更新をお休みします。 3月に再開予定です。

苧生茂(おいも)谷の林用軌道 8

枯れ葉に隠れているが、ちゃんと2本そろったレールが残っている。ここが軌道跡であるまごうことなき証拠だ。完全に諦めていただけに本来なら絶叫して喜ぶところだが 朝、通ってきた真横にあったのに見逃すという大チョンボ。しかも5話に掲載した朝の写真に…

苧生茂(おいも)谷の林用軌道 7

右岸の斜面を登りながら左手の山の方へ進んでいく。地形図を見ていて気になった谷が目標だ。 ごつい大岩が鎮座している。下流ではもっと大きい岩がごろごろしていたのに、これひとつしかないとすごく目立つ。 その大岩の向こうに浅い谷間が広がっている。 何…

苧生茂(おいも)谷の林用軌道 6

上流に向かって右側の左岸を進むが何の痕跡も見当たらない。渡河して右岸に移ってみる。 右岸をしばらく歩いていてふと上を見上げると草に埋もれた石垣の一部が見えた。左右を見渡してみると 下流方向にも 上流方向にも平場が伸びている。ようやくこれは当た…

苧生茂(おいも)谷の林用軌道 5

対岸に平場が見える。よく見ると石垣も見える。 今いる右岸にも見上げると平場がある。登ってみたが道のような平場が。これは軌道跡か?あるいは木馬道か?それともただの作業道? しかし目に飛び込んできたものがあった。ワイヤー、つまり張られたままの索…

苧生茂(おいも)谷の林用軌道 4

第二次探索から1カ月後の2022年11月、3度目の挑戦が始まる。すでに晩秋となり谷の入口も色づいているのが見える。 しばらく雨が降らなかったせいかやや水量が少なく、多少は楽に渡河することが出来た。 探索という本番を前に時間と体力を節約できれ…