人生崖っぷち(物理)

森林鉄道、廃道、廃隧道など

2020-01-01から1年間の記事一覧

根利森林鉄道 その1

以前静岡東部に住んでいた時は関東甲信を探索することが多かった。その中でも力を入れて探索した物件の一つである。あと、今回写真を見なおしましたが記憶が風化しつつあるので解説が間違っているかもしれません。あしからず。まずは2013年4月の探索。 …

次回予告と言う名の追い込み

2013年から2015年にかけての少々古い探索記事になります。細部も忘れつつあるので主に写真をお見せするだけになると思います。それでもよろしければご覧になってください。 第1回へ続く

八重地土工森林組合林用軌道 5

ここは前回車を停めていた地点から更に林道を奥に行った場所にある高丸山への登山口。地図を見るとここから尾根を挟んだ反対側の谷が軌道の終点のようだ。 軌道とは関係ないが、山道を歩きながらふと横を見ると窪んだラインが見えた。旧道に違いない 、とい…

八重地土工森林組合林用軌道 4

あらためて起点?とおぼしき峠から軌道跡を辿っていく。実際、路盤は峠まで通じているのだが、本当にそこまでレールが引かれていたのか、そうだとしてあの狭い峠まで引く理由は何なのかなど疑問が噴出してきた。民営なので資料も残ってなさそうだし考察にも…

八重地土工森林組合林用軌道 3

今回は非常に短くなってます。考察部分でのつまづきとコロナ関係でモチベーションが上がらないため想定よりも短く投稿します。みなさまもお気をつけて。 さて、前回たどり着いた峠の広場だがここから複数の道に分かれている。正面の尾根の横を通る道(黄の矢…

八重地土工森林組合林用軌道 2

前回の探索でわずかな区間しか路盤を探索出来ずに終わってしまった八重地土工森林組合林用軌道。四国はちょっと遠いのでもう行くこともないかなぁと思っていたが、後日ネット上でこの軌道が描かれた古地図を見つけた。見つけてしまった。それには疑問に思っ…

八重地土工森林組合林用軌道 1

最初にその名を知ったのは毎度おなじみ「日本鉄道旅行地図帳」。徳島県の山間部に軌道のラインが描かれているのだが正確な位置が今一分からない。地理院の地図と照らし合わせてあーでもないこーでもないと推測して探し出したのは登山系のサイト。どうやら軌…

四国探索(完)3 伊尾木林鉄の高架橋と殿川内森林鉄道の遺産

三日目の朝、安芸市の伊尾木川をさかのぼる、が、目標がある対岸に渡る沈下橋が水害で壊れており、真新しいコンクリートで作り直されつつあった。しょうがないので一旦南下し、別の橋を渡って目標を目指す。 川と山に挟まれた一車線の道路を進んでいくと山側…

四国探索 2 長沢森林鉄道 長沢ダム上流部の遺構 後編

ダム湖沿いの探索を終え、更に数キロ先の上流を車で目指す。先ほど歩いていた場所の対岸を走っていると目に飛び込んできたモノがあった。片洞門だ。車道では中々お目にかかったことがなく、ちょっと驚いた。 当初は目的地の近くを渡河しようと考えていたが、…

四国探索 2 長沢森林鉄道 長沢ダム上流部の遺構 中編

隧道の真下まで行くが、岩壁のため坑口に入ることが出来ない。幸い、右手に尾根を越える踏み跡がちゃんとあり、危険個所はロープも設置してあるので問題はない。 反対側の坑門にたどり着く。 長さはそれほどでもない。 崖っぷちの坑口から橋脚が見える。 上…

四国探索 2 長沢森林鉄道 長沢ダム上流部の遺構 前編

ここは高知県いの町の道の駅、633美(むささび)の里。場所は四国の中心のちょい左ぐらいである。1月の山の中というのに目が覚めて薄着で外に出ても全然寒くなく、しばらくあっけにとられてしまった。 道の駅から北上して吉野川の上流部にある長沢ダムに到…

四国探索 1  大正森林鉄道のめがね橋

年末年始の連勤明けの三連休、せっかくなので遠出しようと四国へと足を延ばすことにした。眠気と疲れから小まめに休憩をとりながら瀬戸大橋を渡り、一路高知の四万十町を目指す。 沈下橋を横目に見ながら四万十川を遡り、途中から支流の梼原川(ゆすはらがわ)…